顎関節症とスプリント
顎関節症の治療の中には、器具を用いる方法のものがあります。
マウスピース療法と、スプリント療法です。
どちらも矯正器具を口内に装着し、それによって食いしばりや歯軋りからくる顎や頬の関節への負担を軽減するものですが、違いで言うとスプリントはマウスピースよりも大き目になります。
スプリントの場合、プラスチック製のプレートといったイメージで、就寝中の癖に対して、または車の運転中など覚醒中に無意識に歯を食いしばる状況に対して、事前に装着することで対処します。
就寝中にも使われるために呑みこまないように大きめになっているそうで、これが逆に違和感となって慣れるまで大変な思いをする方も多いようです。
またスプリントはプレート状でプラスチック製ですし、それを口の奥まで入れて固定するため、吐き気を催すこともあるようで、なかなか長続きしないこともデメリットです。
それでも覚醒時の緊張による頬や顎へのストレスが大きく続く場合、食いしばりなどの癖がおさまらない場合などは、24時間にわたって小さめのスプリントを装着するよう指示がでる場合があるそうです。
スプリントをすることがストレスになっては治療の意味がなくなってしまうので、徐々に慣れていくことがとても大切になります。
もちろん、しっかりスプリントを装着していれば、精神的ストレスによる食いしばりなどからくる筋肉の緊張は、スプリントをしない場合よりは軽減されます。
しかし、もとはストレスからくる食いしばりなどであれば、カウンセリングなどの心理療法を取り入れたり、ストレスを上手に解消する工夫をすることも根本的な治療として重要なことです。